第19話

予感





 ある日、駅で電車を待っていたら、俺の前にいた女が線路を指さし声をあげた。

「ほら見て、ネコがいるよ。」

見ると、茶色と黒のまだらもようのネコがゆっくり線路を歩いている。
そのままネコを眺めていたら、突然足を止め、体を伏せたようにしたあと急に走り出し、ホームの下にもぐりこんでしまった。それを見ていた女の連れの男が言った。

「きっとなにか感じたんだよ。大地震の前ぶれかも・・・」
「そうそう、動物って敏感なんだよねー」

そうかなあ。電車が来るだけだとおもうけど・・・


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