第22話

三角くじ



 いつもの床屋で散髪をすませレジのところに行ったら、店のオヤジが、 「三角くじをどうぞ」といって、おれに穴のあいた箱を差し出した。
一枚取ってオヤジにわたすと、オヤジはそれをやぶって中をみた。

どうせティッシュかなにかだろう、と思っていたが、
景品を取りに奥に歩いていく後ろ姿が笑っていた。

オヤジはにやにやしながら小さいビニールの袋をオレに手渡した。
ブリキのヨーヨーだった。

オヤジ、なにがおかしい。


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